東野圭吾さんの新たな代表作といわれている【クスノキの番人】
本屋にふらっと立ち寄った際に気になり、手に取りすこし読み進めてみると、
ページをめくる手が止まりませんでした!
これはいけないと思い、購入しました。
どんな内容であったかのあらすじ・感想をネタばれなしでレビューしていきます。
【クスノキの番人】のあらすじ
舞台は舞台は神社境内にある御神木の楠の木。
人生をあきらめかけている主人公の少年が1人の年配の女性から命令された「任務」を通して
繰り広げられるストーリー。
命令された「クスノキの番人」とはいったいどういったものなのか、「クスノキ」に隠された秘密とは、徐々に明らかになっていきます。
全部で何ページあるの?
内容の部分のみで483ページあります。
実際に手に取ると少し分厚めになっていますが、私は内容に引き込まれて読み進める手がとまりませんでした。
東野圭吾とはどういった人?
数々のヒット作品を生み出している才能あふれるミステリー小説家を代表する作家さんです。
出版した作品のほとんどが映画化・ドラマ化になるなど大人気作家。
著作累計1億部突破とのことで大きく本屋にも掲げられていました。
たくさんの読者に愛されている作家さんですよね。
今回執筆された、「クスノキの番人」については、
『人殺しの話ばかりかいていると時折ふと人を生かす話をかきたくなるのです。』と
コメントされていました。(実業之日本社文庫HPより)
東野圭吾の代表作は?
代表作は「秘密」(1999年)、「白夜行」(2002年)、「手紙」(2006年)「容疑者Xの献身」(2008年)など。
公式ツイッターでは新作の情報が更新されますので、ぜひチェックしてみてください。
また、2024年春にクスノキの番人の第二弾が刊行されるそうです!
続きがありそうな終わり方ではなかったのですが、第二弾の発売が楽しみです。
中国、韓国、台湾・香港エリア、シンガポール、マレーシアなどでもこの「クスノキの番人」が
翻訳されて発売されているそうです。
世界中にファンがいる東野圭吾作品は本当に魅力的ですね。
実際に読んでみた感想・まとめ
人生をほぼあきらめかけていた主人公(玲斗)が年配の女性との出会いを通して人として
徐々に成長していく姿、クスノキの番人として成長していく姿に読んでいる私もどこか嬉しく感じていました。
クスノキの本当の真実が明らかになっていくたびにわくわくし続きが気になり読む手を止めることができませんでした。
そして読み終わった後は心がぽっとあたたまっていました。
この物語にでてくるクスノキを通して、伝えたい相手に想いすべて伝えるといった本当の意味を教えていただいた気がしました。
想いを人に伝えることは難しい。受け取る側もすべての想いを感じ取ることも難しい。
けれども、向かい合って話すことで見えてくる相手の表情、ことばと言葉の間、しぐさなどから、
発せられる言葉以外の感情が伝わってくることがありますよね。
人と人のつながりが希薄になってきているこういった世の中に、あらためて大事なことを教えていただきました。
「クスノキの番人」が気になった方はぜひ読んでみてください。
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