【ネタばれなし!】池井戸潤著書 「下町ロケット」を読んでみた 感想・本音レビュー

池井戸 潤さんの代表作である【下町ロケット】

第145回直木賞受賞作。

俳優の阿部寛さんが主人公役としてドラマ化されたことで有名ですよね。

まだ小説も読んだことがなく、ドラマも観ていなかった私は今更ではありますが、

小説を読んでみましたので、ネタバレなしで本音でレビューしていきたいと思います。

 

【下町ロケット】のあらすじ

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。

圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。

創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、

佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。

特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。

【出典】Amazon.co.jp

 

 

全部で何ページあるの?

内容の部分のみで480ページあります。

実際に手に取ると少し分厚めです。
しかし続きが気になりどんどん読み進めることができました。

下町ロケットの印象的な場面

少しネタばれになってしまうかもしれませんが、主人公の佃航平が社員に向かって話した言葉です。

「俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけくれても夢がなきゃつまらない。お前だって、ウチの会社でこうしてやろうとか、そんな夢、あったはずだ。それはどこ行っちまったんだ」

『下町ロケット』池井戸潤 p337-338

 

池井戸潤とはどういった人?

1963年岐阜県出身の小説家。

慶応義塾大学文学部および法学部を卒業後、作家になりたいと思いつつも1988年銀行に入行しました。

1995年に銀行を退職した後は、会社経営やコンサルタントなどと執筆活動を並行していました。

そして、1998年『果つる底なき』で夢だったという江戸川乱歩賞を受賞し、小説家デビュー。

2010年『鉄の骨』では吉川英治文学新人賞、2011年には『下町ロケット』で直木賞を受賞しています。

池井戸潤の代表作は?

代表作は、「下町ロケット」、「オレたちバブル入行組」、「空飛ぶタイヤ」、「民王」と多数あります。

「オレたちバブル入行組」は、「半沢直樹シリーズ」の第1作品目。

ドラマ化され、人気を博しました。シリーズ累計発行部数は250万部を突破したベストセラーシリーズです。

公式ツイッターでは新作の情報が更新されますので、ぜひチェックしてみてください。

(8) 池井戸潤の事務所です【公式】 (@officeikeido) / Twitter

2023年夏ドラマとして、最新小説(集英社)「ハヤブサ消防団」が中村倫也さん主演で放送されます。

木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

実際に読んでみた感想・まとめ

印象的な場面としてあげさせていただいた、主人公・佃航平が仕事について語る場面で、

2階建ての家に例えていた話の内容にはっとさせられました。

自分の夢について考えたのはいつだったかなあと。

生活するためにはもちろん働かなければいけませんが、一度きりの人生、そこに自分の夢があるのか、立ち止まって考えてみようと思いました。

働くことについて、会社とは、悩んだときにぜひ『下町ロケット』を手に取ってみてください。

佃たちの挑戦する姿が、きっとあなたに勇気を与えてれると思います。

 

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