子役時代から数々の映画やドラマに出演し活躍されている芦田愛菜ちゃんですが、
近年愛菜ちゃんが発言する内容が非常に哲学的で注目が集まっています。
「信じる」ということについて
2020年に公開された芦田愛菜主演映画「星の子」の完成イベントで映画の大きなテーマである「信じる」ことについて質問された際に発言した内容に反響がありました。
その内容は、
『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、
『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、
『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と
感じて、だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、
別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、
その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが
『信じられること』なのかなって思ったんです。
でも、その揺るがない自分の軸を持つのは凄く難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました。」』
といった内容でした。
本作を通じて「信じる」ことや「相手を信じることの意味」ということを深く考えたという芦田愛菜ちゃん。
この発言はすごく深くてでも愛菜ちゃんなりに分かりやすく伝えようとしてくれていることが伝わりますよね。
私自身、この発言にすごく感銘を受けました。
人生の選択に迷ったときについて
2021年に公開されたアニメーション映画『岬のマヨイガ』の完成披露試写会にて、作品の内容にちなみ「人生で迷った時にどのような答えを出すのか」のトークテーマで、自身の考えを話されました。
その内容については、
『私はまだ人生で大きく悩んだことがないのですが、悩んだ時は自分の中で考えて、一番納得して行動できる答えみたいなものを探すようにしています」と告白。
「行動を起こした後、結果は決まっているので、あとはなるようになるしかないと。自分に人生の最終決定権があると思うと、後悔することもあると思うので、結果が決まっていて、自分はそこに行くための方向を選んだっていうことだと思います。結局後悔しちゃうんですが、、。」』
との内容でした。
自分で決断したとしても結果はもう決まっていたと思うことで自分を責めすぎないで済むような気がしますよね。心がふっと軽くなるような発言に注目が集まりました。
自身の体験に基づいて発言されている内容と伝わるからこそ、今悩んでいる方にとってエールを送ってくれているようにも感じますよね。
なぜこのような発言ができるのか
それは愛菜ちゃんといえば「読書」ですよね。年間100冊以上読まれるそうです。
芦田愛菜ちゃんの読書の習慣はいつからなのかを調べてみると、幼い頃に両親が絵本の読み聞かせてくれていたころからのようです。
6歳の頃に出演したテレビドラマ「Mother」で一躍天才子役として、有名になりましたね。
3歳の頃にはすでに平仮名が読めるようになっていて、芸能界デビュー後も楽屋や新幹線で本を読んでいたそうです。
また、父親も読書家で、愛菜ちゃんの興味に合わせて絵本だけでなく図鑑や伝記モノなどの本を渡してくれたそうです。
幼い頃の「知りたい」という知的好奇心を満たしてくれる本との出会いと環境が芦田愛菜ちゃんの読書の習慣となったのでしょうね。
読書の魅力について
芦田愛菜ちゃんは読書について、
「本は文字で表現されているので、読者が自由に想像できると思うんですね。例えば、青い屋根で、白い壁で、かわいいドアがついている家がありますと書いてあったら、きっと皆さん想像するものが違うと思うんです。それが面白いし、本の魅力だなと思います。」と語られています。
また違う場面では、『読書の魅力は「自分と違う誰かの人生や心の中を知る」ことができる
『疑似体験』できること。そんな体験ができるのは読書とお芝居だ。』とも話されています。
芦田愛菜ちゃんが演技が上手いのも読書の影響が大きそうですね。
どんな本を読んでいるの?
書籍の中には、愛菜さんの活字愛と共に、読んできた本への思いやおすすめのポイントがたっぷり込められています。
幼少期に読んだ本から古典まで幅広く紹介されていますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
映画やドラマで活躍されている芦田愛菜ちゃんの近年の発言に深さや哲学さが感じられるのは
幼少期から習慣づいていた読書が影響しているということは言うまでもないですね。
読書をすることで感性が豊かになりますし想像力も育まれます。
また考える癖も身に付きます。芦田愛菜ちゃんに近づくには程遠いかもしれませんが、
気になる本から読んでいこうと思いました。
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